ウォーターセラピーの現場から

ウォーターセラピーは、問題解決の有効な手法の一つです。 ここでは、どのような問題がどう解決して行ったのか、実際にあった出来事を元にエピソード風にご紹介して行きます。尚、登場人物の名前は全て仮名です。


親とのコミュニケーション

友人の紹介で来られた内田さんは、「親とのやりとりが噛み合ずに疲れる」というのが主な相談内容でした。そういう目的で測定をしたこともあってか、反応したポイントは「孤立的」「わがまま」「不寛容」「臆病」「自己憐憫」など、感情面の記憶に関するものが殆どでした。

3ヵ月余り後に再び来所された時は、別なリクエストでいらしたので、私は最初、そのリクエストに関することを伺うのに専念して、前回の相談に関することはあえてお聞きしませんでした。結局、セッションの途中で、「そういえば、親とのコミュニケーションは大分良くなりました」と自ら様子を伝えて下さったので、やはり無意識下の感情的なわだかまりが強く関与していたのだな、と測定結果から導かれる見解に納得したのでした。

と同時に、私はあることを思い出していました。次から次に新しい問題を抱えて相談に来られる方に典型的な「ある特徴」についてです。そういう方は、「改善した点」「良くなった点」については、こちらが聞くまでは殆ど何も言わないのです。「レメディを飲んでいたのだから当たり前」と思われているのかもしれませんが、相談された側としては「悩んでいた事がその後どうなったのか」は、やはり気になるところです。

一方で、セラピーを上手に活用されていると感じる方(健康面に限らずご自分の様々な側面を成長させている方)は、「前のお水で腰が随分楽になって助かりました」「気分がものすごく軽やかになりました」等、最初に改善した点を伝えて下さるケースが殆どです。つまり、セラピストとのコミュニケーションの取り方の中にも、その方の状態が現れるのです。

そういう意味では、先にご登場頂いた内田さんは、既に全体のバランスがかなり戻って来ていると判断できます。前回自分が相談したことを忘れてしまう、もしくはそれを置き去りにして次の別なことに意識がくっついてしまうという方は、基本、「今」の「自分」のことにしか意識が向いていない状態にあると言えます。相談した相手を含む「他者」への視点が欠けていたり、問題が解決したことに対するありがたみを忘れてしまうのです。

つまり、次々に新しい問題が生じて相談に来られるケースというのは、「自分のことだけ考えている」という状態と深く関係しているのです。ある意味、常に問題点だけに目を向け、解決してしまったことはもう関係ないという姿勢こそが、新しい問題を生んでいるとも言えます。

時々、何か問題が無いと相談に来てはいけない、と勝手に思い込んでいる方も見受けられますが、ウォーターセラピーは、自分の中の可能性を広げたり、未病の段階でバランスを整えておくという活用方法こそが本来の姿ですから、無理して問題を探す必要はもちろんありません。ただ、「どうありたいのか」とか「何を目指しているのか」とかがハッキリしている方が、レメディを飲んだ時も、明確な変化を感じられるケースが多いのは確かです。

少し話が広がり過ぎましたが、コミュニケーションに関する問題は、一般に、感情面のレメディで解決することが多く、加えて「良き変化の方に"先に"注目する」という行為によっても、人は自らバランスを整えることが出来る、というのが今回のポイントでした。


登校拒否と背骨の関係

堺市に住むAくんは中学3年の受験生でしたが、勉強についていけず結局受験を諦めてしまいました。自暴自棄になり、エネルギーを何にむければ良いかが解らない状態だったのです。レメディ(腰椎と感情の調整)を飲み始めて半年程で、自分の道を道を見つけたようです。

スポーツ能力(サッカー)を活かして、高校に行くことを決意しました。かれは、当初、引きこもりで自分の部屋から一歩も出ない状況が続いていたのですが、お母さんとともにセラピーを受けたことがきっかけで徐々に外に出ることができるようになったのです。そして、スポーツ能力を評価されて進学が決まりました。

兵庫県のBさんは、いじめによる自殺も考えたことのある、登校拒否の小6の少女でした。彼女は、自分のことが嫌いで自信がない状態でした。「胸椎」と「信頼の欠如」という感情が強く反応していました。確認したところ、一番大切にしていた友達に裏切られ、いじめを受けるようになった悩みだったようです。

ウォーターセラピーで見つかる感情を、素直に認識し、現在自分にとって直面するテーマを教えてくれているという理解をしたときには、大きな変化があることが解っています。友達への信頼回復が難しいなら、まず、自分自身のことをしっかりと信頼するようにアドバイスしました。

数ヵ月後にレメディを作りに来た彼女は、人が変わったように明るく、日焼けした笑顔を見せてくれました。友人とも仲直りし、いじめもなくなったそうで、毎日楽しく学校に通っているそうです。

背骨には、エネルギー的には感情やアミノ酸などがセットで反応することが多く、特に感情面は背骨にくっ付き姿勢を悪くする要因になっていると考えられています。逆も真なりで、姿勢が悪いから精神的に異変が起きてくるとも考えられますが、いずれにせよ背骨と感情というのは密接に繋がっているということを実感しました。


コミュニケーションの回復

定期的にセラピーにいらしている三田さん(仮名)が、お父様(70代半ば)の写真測定を一緒に申し込まれて来たのは、7月の下旬の頃でした。当時の状況について、以下、三田さんからのメールから引用してみます。

[前年までは、風邪で寝込むということさえないくらい丈夫だったのが、今年は春先くらいから、小さな風邪を引き、5月にひどい咳風邪を引きました。あまりにもひどいので、近所のお医者さんで、点滴などをしてもらったところ、一度は回復したのですが、6月に入り、また咳。咳の他、息苦しいということも言いはじめたので、すぐにもう一度お医者さんで調べてもらったところ、一度詳しく調べることを進められ、紹介状を書いてもらい、翌朝それを持って検査に行ったところ、即座に入院となりました。心臓と肺にお水がたまりにたまってしまった事で、(結果的に10キロ・・・)心不全になってしまったとのことです。]

その後、薬による治療でその水は排泄され、むくみなども取れたので7月の前半には退院したとのことでした。三田さんが相談にいらした時に伺った話では、生死に関わる体験をされたことや、しばらく入院生活をしていたことが影響したのか、退院後、コミュニケーション能力が極端に低下しているようで、そのことを懸念されていました。と同時に、この体験をきっかけに、お父様の心にずっとひっかかっている何かが解決できるチャンスなのではないか、という期待もされているようでした。

なぜなら、その兆候が既にいくつか見えかけていたからです。例えば、入院前はヘビースモーカーだったのが、退院後はたばこを吸わなくなった(少なくとも三田さんの見ている前では)とか、以前は、大皿から出されたものはどうしてもそこから選ぶことが出来なかった(三田さんによるとトラウマのようなものがあるとのこと)のが、退院後はスっと手が出るようになったと・・・こういった小さな変化がいくつも見られたというのです。

カテーテル検査では、血管も綺麗で弁も何ら問題なく、なぜ心臓や肺にそんなに水が溜まったのかは不明、というのが医師の見解だったとのことですが、私は、一連のお話を伺いながら、お父様の潜在意識や身体の調整作用が働いて、そういう状況をひき起こした、ということもあるのではないだろうか?と感じました。

7月下旬に作ったレメディは、三田さんの予想されていた通り、メンタル面に特に作用したようで、急速にコミュニケーションが正常化して来たというご報告を受けました。さらに、病院での薬による治療は引き続き行ったまま、9月の中旬に再度、新しいレメディをつくりに三田さんがいらっしゃいました。以下、新しい水に切り替えて10日ほど経った時の報告を引用してみましょう。

[今回も精神的な部分に、とてもよく作用した感じです。今回は、2度目のお水を飲み始めたとたん、言葉のキャッチボールができるようになったというか・・・。退院後、人の言葉に対応して行動するとか、言い返すとか、間をとるとか、そういったことが、びっくりするくらいに退化してしまっていたのですが、今回はその回路?が通じたようです。ここ数日は、私の動きに応じて自分もあわせて行動するとか、自分以外の行動も見られるようになってきました。病院や自宅にお見舞いにきてくれていて、流れを見ていた叔母が昨日来てくれたのですが、父の様子を見て、「ほぼ戻ったね・・・。良かったわ」と言っていたので周りの誰もが感じるほどだったようです。]

高齢者の場合、何かのきっかけで一度反応が鈍くなると、もうそのまま回復しなくなってしまう(ボケてしまう)のでは?と考える方が多いのですが、少なくともセラピーの現場で見ている限りは、そんなことはありません。元に戻るばかりか、以前より改善されるケースすらあります。その時重要になるのが、周囲の方が「どう見ているか」という点です。

このままボケてしまうのでは?と心配ばかりしたり、何か普段と違うことがあるとすぐボケたせいにしてみたり。周囲に居る人々のそういう態度、見方自体に問題があることを私は強く感じます。健康な方でも、ちょっとしたミスを何かの病気のせいにされたり、ボケたのでは?と言われたら、ショックを受けるものです。それも、ミスする度に何度も言われたら、だんだんそういう気持ちになって来るものです。

もちろん、三田さんのお父様のケースのように、レメディの飲用による変化が傍目に分かるくらいすぐ出ることもありますが、見逃してはならないのは、三田さんの場合、ご自身もセラピーを受けられていて、むやみに心配したり否定的にものを見る習慣が、潜在意識のレベルからも殆ど無くなっていたという点です。また、回復の兆しの方に注目されるなど、私がアドバイスさせて頂いたことを、きちんと実践されていたことも、重要なポイントです。

三田さんによると、大皿から料理を取れるようになったことと、煙草を吸わなくなった事は、その後も続いているようです。コミュニケーションについて、入院前より良くなっている面があること、結果的に禁煙にも成功し、トラウマのひとつも克服されていること。そういうことを全てひっくるめて振り返ると、心不全というプロセスも、実は大いなる自己調整の働きだったと見なす事ができるような気がします。

現場でのこういうケースを見る度、「ものごとの流れをどう見るのか」の重要性を、私は実感するのです。


心の成長

大阪市にお住まいの山本奈緒子さんは、シンクロニック・リーディングの時にプレゼントでもらったレメディ(現在はバースデースペシャルでオリジナルレメディを創る形に変更)を飲み、何となく良い感じがしたので、大阪でも受けてみたいと、来社されました。特別に体調が悪いわけでもないのですが、対人関係での悩みがあり、特に上司との人間関係改善を目的に来られました。

いつものように測定してみると、感情の項目の点数が平均的に低く、かなり意気消沈気味な状態であることが解りました。そのあたりをお話してみると、上司からの言葉がきつく、へこんでしまうような毎日が続いているとのことでした。

しかし、もっと深い部分には、自信のなさを表す「嫉妬心や偏見」と、その関連としての「自己嫌悪」がありました。他人の芝生の色を伺うのでなく、自分のできることにしっかりとした自信を持つこと、言い換えると自分軸をしっかりと立てるということになりますが、今が丁度、自己調整できるタイミングだと身体が教えてくれているのですとお伝えしたのです。

確かに、自信がなかったそうで、自分のことが大嫌いだったそうです。

変化はすぐに現れたそうです。 まず気分が晴れて明るくなったそうです。身体的にも、冷え症が治って、体重も約3kg減ったそうです。 一番大きな変化は、嫌だった上司のことが、全く気にならなくなったことだそうです。

副次的な効果としては、営業やお客さんとの人間関係も改善し、皆から大切に扱われるようになってきたらしいです。 レメディのお蔭か解りませんが、自然に人の扱いが上手くなったようで、会話のコツがつかめて、仕事上の初めての電話でも、上手に楽しんで対応できるようになったとの嬉しい報告を受けました。

さて、最近山本さんは、どうしても許せない人間が出てきたらしく再測定に来られました。この方は、同僚の女性らしいのですが、いわゆる「タカピー」らしく、とにかく上からものを言う性格でその態度が許せないのを何とか変えたいとのことでした。

今回出てきた結果は、頭の中心部分と電磁波の影響でした。どうも、身体の欲求は、自然の中に入り身体をアースして、頭の芯からリラックスしたい様子でした。感情面では、「抑圧」が大きく反応していて、思っていることを表に出せず、心に溜め込んでいたようです。

以上の結果説明と共に、胸襟を開き、寛大に捉えるために大人の考え方をするための方法を伝えました。高慢な態度をする人や、わがままを押し付けようとする人は、まるで自分の子供のように捉えてみると多少は許せるようになるものだということです。

山本さんは、レメディの飲用がきっかけで、自分が成長してきていることが実感できると仰ってくださり、是非ブログにも載せていただきたいということでしたので、書かせていただきました。 詳細なご報告をありがとうございました。(byA)


雰囲気の変化

佐々木さんは、東京にお住まいの40代の男性。体調面の相談でセラピーにお越しになったのですが、ほどなく(およそ2、3週間)して、今度は、奥様が体験してみたいとセラピーに来られました。もともとご自分も興味をお持ちだったそうですが、レメディを飲むようになってからのご主人の変化を見て、自分でも受けてみたくなったとのことでした。
 
それまで、どこかイライラ、ピリピリしていたのが、とても穏やかになったというのです。ご本人自身は、あまり自覚は無いらしいのですが、一緒に暮らす家族全員の意見は殆ど一致していて、「優しくなった」とか「険しい顔をしなくなった」という、肯定的な変化が見られたそうです。
 
本人にはあまり変わった感覚がないのに、周囲の人々から「明るくなった」とか「変わった」と言われるケースは、実は、珍しいケースではありません。メンタル面や体調面で、特に目立った問題を感じていない(つまりバランスがかなり取れている)方にとって、ウォーターレメディがもたらす変化は、殆どの場合、劇的なものではなく、「いつのまにか変わってた」というものになります。
 
佐々木さんのケースを振り返ってみても、全体的には割とバランスが取れていて、相談されたポイントもあえて探せばそこに問題を感じるという位のものでしたので、ご本人的には、「いつどのように変化したのかが分からない」、というのもうなずけます。しかし、この「はっきりとは分からない」という微細な変化こそが、人間関係(職場や家族)などの問題においては、大切な要因になっているのではないかと思われます。
 
人は、意識的に分析する顕在意識よりも、無意識的な反応を引き起こす潜在意識の方に、好き嫌いの根拠を持っていることが多く、人に対する「印象」なども、はっきりと目に見える要素より、全体的な雰囲気といった、かなりあいまいな部分に依っている場合が多いのです。だからこそ、無意識的なところに働きかけるレメディが、人間関係の問題解決などにも有効なのです。
 
人間関係の機微は、ちょっとした言葉のイントネーションとか、ほんのわずかなしぐさなどによって、大きく変化します。と同時に、そのことがわかっていても、意識的には変えにくい部分でもあります。なぜなら、そうした微細なところほど、普段の生活習慣や思考習慣がそのまま無意識に表出してしまい、その場だけの表面的な意識ではコントロールが利かないからです。家族全員が気付く変化に、本人自身が気付かない。ここに全ての人間関係のヒントがあるのではないでしょうか。(byO)




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